知る前には戻れない

※例の騒動から少し落ち着いた今の率直な気持ち。この話題が苦手な方はご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

例の騒動から幾日か経ちました。最初は彼・元カノ・今カノの3人が話題の対象であったのに、気づけば周りのメンバーまでも巻き込まれて多数の嘘か真か分からない情報が飛び交い始めました。自分では確かめようのない情報達はただただ私を苦しめ、混乱させ、憔悴させました。もちろん、これはどう考えたって嘘だろうという情報もありましたし、嘘ではないかもしれないと思ってしまうような情報もありました。けれど、これが嘘か真か断定できる証拠や事実を自分は持ち合わせていません。結局なにを信じ、なにを信じないか判断するのは自分の選択次第になります。

今回の騒動に乗っかって暴露されていく情報の中に、私の担当の話も含まれていました。どこかで飛び火するような予感はしていました。この数日間で少し慣れてしまった部分もあったのでしょう、火種になった件を知った時よりも衝撃はいくらかマシだったのです。それはもしかしたら『担当はそんな事をする人ではない』と信じる気持ちと、『たとえそうだとしてもそんな所も含めて好き』と少し盲目的だけれど許容してしまう気持ちからだったかもしれません。担当だからといって全て理解している訳ではないし、それこそ担当の事だって表の見えている部分しか知りません。でも私から見えている担当は自分の立ち位置を確立させようと挑戦を繰り返し、与えられた仕事をきちんとこなしながら次に繋げられるように努力を惜しまない人です。担当の事をそう認識しているからこそ、少しの動揺はありながらもそこまでの衝撃がなかったのかもしれません。(現実逃避した感も否めませんし、表でアイドルをやり切ってくれるならばそれでいいという思いもありました…)

私がこの件で担当ではない彼に失望した大きな理由は、自分の中にあった彼のキャラから大きく逸脱した現実の彼の姿を知ってしまったからなんだと思います。踊れない・歌えない・でも一生懸命でみんなのお母さん、というキャラのままを彼だと思い込んでいました。アイドルとしては致命的な欠点だけれど一生懸命にやってこうなのだから仕方ないとそれさえも個性にして、しかもそれが許されて。そんなお茶目な憎めない面もありつつお母さんという常識人キャラを持ち合わせている魅力的な人だと信じていたのです。魅力的な人だから恋愛だってしているだろうし、彼の選んだ人なら相手も常識的で秘密を守り抜くような人だろうと勝手に思い込んでいました。まさか彼もお相手もこんな緩い人だったとは。勝手に作り上げた理想と現実のギャップが大きすぎて失望するなんて、なんて身勝手なんだと正直自分でも思います。

知らなくていい情報、避けて通れたであろう情報、それらを知りたいと探る選択をしてしまったのは自分自身です。そしてそんな真偽不明な情報を知ってから、グループ活動を以前より楽しめなくなっている自分がいます。完全に自分で自分の首を絞めています。知らなければ今も純粋に楽しめていたんだろうなと思うと悲しいです。でも知ってしまった以上知らなかった頃には戻れないし、今の私にはそれを知った上で彼らと向き合って応援していく術を見つけるしかありません。熱量は確実に減りましたが、それでも離れるという選択肢がないのが今の私の現状です。脱退・解散・充電とさまざまな意見がありますがメンバーでとことん話し合って、それぞれ身辺整理をして、グループを立て直してほしいと思います。これだけ色んな感情が交錯するのも結局離れられないのも『好き』が根底にあるからなので。だからどうかこの『好き』が少しでも長く続きますように、と祈るしかありません。